(本記事は、図解 Advent Calendar 2021 12/04のために執筆しました)
ストラクチャードコミュニケーションでは、話し手の話を親和図に描きながら聞きます。
(親和図の描き方についえは、解説:描きながら聞く時の、親和図の描き方を参照ください)
親和図で描きながら聞く方法をご紹介していると、マインドマップとの違いについて質問を受けることがあります。以下に、マインドマップと親和図の違いについて解説動画を用意しました。ご覧ください。
以下は、動画の内容です。
マインドマップは、中央にテーマを書き、テーマに関するキーワードを、周囲に書きます。さらに、キーワードに関する事柄を、その延長に書いていきます。マインドマップでは、中から外へと書きます。
ストラクチャードコミュニケーションの親和図も、中央にテーマを書きます。聴いた事柄を、テーマから少し遠ざかったところに書きます。次々に聴いた事柄を、関連があると感じれば近くに、関連がないと感じれば遠くに、書きます。いくつかの事柄を聴いた後、関連する事柄に共通するキーワードを考え、事柄とテーマの間に書きます。そして、キーワードとテーマ、キーワードと事柄を、線で結びます。さらに聴いた事柄を、テーマやキーワードに線で結びながら、書き加えます。
前提として、マインドマップは、テーマに対して予め分類のキーワードを決めてから書きます。しかし、親和図で聴く場合、テーマに対して予め分類のキーワードが不明なことが多々あります。
故に、マインドマップでは、中央のテーマに従って、中から外へと書くことができます。しかし、親和図では、関連のあると感じるものを近くに書き、分類しながらキーワードを決めていく書き方となります。出来上がりは、一見似ているマインドマップと親和図ですが、その前提と書き方は、大きく異なります。