描きながら聴く


背景


あなたが相手に説明をしている時、「キチンと伝わっているのかな」「キチンとメモを取ってくれているのかな」と、懸念を感じたことは有りませんか?
相手のメモを見せてもらえれば、誤解や解釈の違いをその場で発見して解消することができます。

ブラックジャックによろしく、佐藤秀峰、漫画 on web、http://mangaonweb.com/

描きながら聴く型


あなたが聞き手として、相手の情報を受け取る場合は、相手の話を親和図に描きながら、聞きます。
聞いた情報をその場で図解し表現することで、相手は伝えたことがきちんと伝わっているか直ぐに確認できます。もし、伝えたい情報を誤解している場合には、その場で修正してくれるので、理解が速くなります。

ポイントは、聞いた内容を箇条書きでなく親和図で描くことです。
親和図で描くことで「情報の収集」と同時に「情報の分類」も行えます。これにより、情報の分類(=解釈)についても誤解を見つけることができます。
箇条書きは、「情報の収集」は行えますが、「情報の分類」はできません。よって、解釈(情報の分類)については、誤解を見つけることができません。誤解の多くは、解釈の違いによって生ずることが多く、この解釈の違いを早期に発見できることが、相互理解と合意形成のスピードを速めるのに重要です)

効果


描きながら聞くことは、聞き手自身の理解を助けるだけでなく、ヒアリングした内容をその場で確認でき、相手との認識のずれを解消できます。より深い情報や言語化されにくい情報も聞き出すことができ、ヒアリングの質が向上します。
その結果、以下のような効果が期待できます。
  • ヒアリングした内容を共有し認識の違いを無くします。
  • ヒアリングに意識を集中します。
  • 思考の発散や収束をコントロールしやすくなります。
  • 共通の記録として残せます。
  • 共同作業の意識と関係が生まれます。