基本構造の使用頻度調査

(本記事は、 図解 Advent Calendar 2021 12/20のために執筆しました)

ストラクチャードコミュニケーション協会では、多くの学習プログラムを提供しております。

その中で、10個の基本構造を学習していただきます。10個の基本構造は、文献などを調査して良く使われている構造を選定したものです(詳細は、こちらの記事をご覧ください)。

そこで学習者の方に、どの程度10個の基本構造を使うかを聞いたことがあります。参加者総数を母数とし、よく使う構図とあまり使わない構造をそれぞれ複数回答してもらい、100分率で示したのが以下の表です。併せて、各構造について文献での使用状況も掲載します。調査文献総数を母数とし、概要する構造を使用している書籍の数を100分率で示しています。


※50%を超える個所を色付けしました。


この表から、日常でよく使う構造は、並列、順列、比較、あまり使わない構造は、段階、講座、包含であることが分かります。ここで、文献での使用状況と比べてみます。段階と包含は、文献での使用率も低いのです。しかし、交差は文献では高いにも関わらず、学習者の使用率が低いということが分かります。

なぜこのような結果になったかは、まだわかりません。
今後、調査していきます。