順列|基本

選択の指針


順列は、個々の話題の順番が決まっています。
順番は時系列で決まり、順番に沿って情報を伝えます。

図解イメージ


順列は、縦方向であれば上から下へ、横方向であれば左から右へ、四角形または丸で描きます。循環を示す場合は、真上または左上から時計回りに四角形または丸を描きます。
それぞれの要素は矢印でつなぎます。
それぞれの四角形または丸に、題名を記入します。


主な伝達内容


順列の主な伝達内容は、手順、流れ、循環です。
例えば、シンプル図解の手順(情報収集→分類→構造化→視覚化)、稟議承認の流れ(起案→部門承認→経理承認→役員承認)、目標達成の循環(計画→実行→確認→対応→再び計画)といったものを伝える際、順列の構造を使用します。

口頭で表現する際のポイント


要約では「手順」「流れ」「循環」などの単語を使うことです。

 例)
  • ○○の手順について説明します。
  • ○○の流れについて説明します。
詳細では、話題の前に順番を示します。順番を示すことで、話題が次に移ったことが相手にはっきりと伝わります。

 例)
  • 1番目は、○○です。2番目は、○○です。

描き方

  1. 主題を分りやすい所に書きます(処理の流れの最終ゴールを見失わないために、書き出しましょう)
  2. 流れに沿って、一つひとつ説明しながら要点を書きます

事例 


新年度にあたりイントラネットの情報更新の作業手順(主題)について説明します。皆様、ご協力をお願いします。
1番目に、全体構成の設計(話題1)を行います。基本的な構成は昨年と同様ですが、今年度は商品カテゴリの追加があり、その部分の構成が変更になります。全体構成の設計は、企画部で行います。2番目に、情報作成を行います。情報作成は、二つの作業に分かれます。共通情報の作成(話題2‐1)と、個別情報の作成(話題2‐2)です。これらは並行して作業します。共通情報作成は企画部で、個別情報作成は皆様の各部門にお願いします。納期は今月末とします。全ての情報作成が完了したら3番目に、作成した情報を統合し確認(話題3)を行います。確認作業についても、各部門の皆様にご協力をお願いする予定です。
以上が、今回のイントラネットの情報更新の作業手順の説明です。各作業の詳細は、配布の資料をご確認ください。

その他の図解例


工場受注処理フロー
物品購入の手順
プレゼン準備の手順

フレームワーク


  • 活動が目的を達成するに至る論理的な道筋
ロジックモデル
  • 目標を達成するための作業の循環
PDCA
  • わかりやすく説明する手順

説明手順(PREP)

  • 日常の経験から学びそれを蓄積する循環
経験学習モデル
  • 問題を解決するための手順
問題解決手順
  • 集団や組織の知識創造プロセス
SECIモデル