選択の指針
交差では、個々の話題が交わります。
複数の話題が共通する部分を持つ、集合の関係にあるのが特徴です。交わった部分(共通点)や、交わらない部分(相違点)を話題にする場合に適しています。
図解イメージ
交差では、話題の数の分、丸を描きます。
それぞれの話題を説明しながら、対応する部分に題名を書きます。
それぞれの話題を説明した後、共通点を説明します。
主な伝達内容
交差の主な伝達内容は共通点、相違点です。
例えば、2つの案の共通点、2つの案の相違点といったことを説明するのに適しています。
口頭で表現する際のポイント
要約では「交差する集合」「共通点」「相違点」などの単語を使うことです。
例)
- ○○と○○の共通点について説明します。
- ○○と○○の相違点について説明します。
詳細では、まずは各話題の要素を伝えた後、交差している部分の内容について説明します。
例)
- 1つ目の話題は、○○です。2つ目の話題は、○○です。
- 2つの話題の共通点は、○○です。
- 1つ目の話題だけが持つ○○は、……
描き方
- 話題の数に従って一気に円形を書きます。
- 各話題を説明しながら、対応する部分にタイトルを書きます。
事例
今回の新商品は、22時以降のコンビニ来店者で購入金額の低い二つの特徴を併せ持つ顧客をターゲットに企画(主題)します。企画の具体化について、ご承認をお願いします。
弊社のマーケット分析から、22時以降は、成人男性(話題1)で一人来店者(話題2)、が多いものの、購入金額が低い傾向が分りました。その顧客に共通している購入商品が酒類(話題3)でした。そこで、二つの特徴を併せ持つ顧客をターゲットにし、「晩酌弁当」を企画します。酒類に併せて購入できる商品となります。「晩酌弁当」は、特におかずの二品を、お酒のつまみにもなるものにしました。また、全体としボリュームを押さえることで、価格も下げられ、酒類との併売も促進されます。
今回の「晩酌弁当」は、成人男性で一人来店者をターゲット顧客にし、酒類との併売により売上拡大を狙った商品です。企画の具体化をご承認ください。