実践の型(Style)

ストラクチャードコミュニケーション®では、実際の業務場面で確実に成果を上げるために、実践の型を用意します。頭で解ったつもりになっていても、実践しなければ習得できませんし、成果も期待できません。先ずは、この型に倣い業務場面で実践しましょう。

実践の型は、以下の三つの場合があります。
  • あなたが話し手として「描きながら伝える」
  • あなたが聴き手として「描きながら聴く」
  • あなたが対話を通して「描きながら考える」
ストラクチャードコミュニケーション®実践の型



nu board JABARAN(ジャバラン)
バタフライボード
全ての型に共通することは、図を描きながらコミュニケーションを行うことです。会議室にホワイトボードがあれば、それに図解しながらコミュニケーションします。もし、ホワイトボードが無ければ、
を用意し、そこに描きながらコミュニケーションすると良いでしょう。

描きながら伝える


あなたが話し手として相手に情報を伝える場合は、話しの構造を示す図解を描きながら、話します。
図に描きながら伝えることで、相手は図により構造を、話しにより詳細を理解します。相手は、二つの情報源から受け取ることで、理解が向上します。

ポイントは、簡潔に構造を図解し描くことです。
図を見て直ぐに構造が分ると、相手は安心して詳細を受け取ることができます。

描きながら聴く


あなたが聴き手として相手の情報を受け取る場合は、相手の話をツリー図に描きながら、聴きます。
聴いた情報をその場で図解し表現することで、相手は伝えたことがきちんと伝わっているか直ぐに確認できます。もし、伝えたい情報を誤解している場合には、その場で修正してくれるので、理解が速くなります。

ポイントは、聴いた内容を箇条書きでなくツリー図で描くことです。
ツリー図で描くことで「情報の収集」と同時に「情報の分類」も行えます。これにより、情報の分類(=解釈)についても誤解を見つけることができます。
箇条書きは、「情報の収集」は行えますが、「情報の分類」はできません。よって、解釈(情報の分類)については、誤解を見つけることができません。誤解の多くは、解釈の違いによって生ずることが多く、この解釈の違いを早期に発見できることが、相互理解と合意形成のスピードを速めるのに重要です。

描きながら考える


あなたが誰かと対話する場合は、双方の話を図に描きながら対話します。
伝えたい情報も聴いた情報もその場で図に描きながら対話することで、相互に理解がすすみます。そして、相互の考えを持ち寄ることで、新しいアイデディアを創造することができます。