並列|基本

選択の指針


並列は、個々の話題が独立し横並びの関係にあることです。
「独立」は一つひとつの話題の間に特別なつながりや関係がない状態のこと、「横並び」はどれが特別ということなく同等である状態のことです。

図解イメージ


右の図では3つ並んだ四角が、左の図のでは二重丸の周囲にある五つの丸が並列の関係にあります。主題は、右の図では上部中央の四角形に、左のズでは中央の二重丸に記入します。話題の数だけ四角形または周囲に丸を描き、線でつなぎます。題名はそれぞれの四角形または丸に記入します。


主な伝達内容


並列の主な伝達内容は、構成、体系、分類、要素です。
例えば、組織の構成(製造部門、販売部門、管理部門、……)、マニュアルの体系(導入編、運用編、メッセージ編、……)、産業の分類(建設業、製造業、情報通信業、小売業、金融業、……)、情報セキュリティの要素(機密性、完全性、可溶性)などを伝える際、並列の構造を使用します。

口頭で表現する際のポイント


要約では、「主題」と「話題の総数」を示すことです。
例えば総数を「3点」や「3つ」のように、具体的な数値で表現します。

 例)
  • ○○について3点説明します。
詳細では、話題の前に数を示します。数字を初めに言うことで、話題が切り替わったことが相手にはっきりと伝わります。

 例)
  • 1点目は、○○です。2点目は、○○です。

描き方


左の図解は、話題の数が予め分っている場合(話し手として伝える場合)に適しています。
  1. 上部中央に四角形を書き、主題を記入します。
  2. 話題の数だけ下部に四角形を書きます。
  3. それを線で結びます。
  4. 各話題の四角形に話題を示すタイトルを記入します。
右の図解は、これからどのような話題が幾つ出てくるか分からないような場合(聴き手として情報の収集と分類を同時に行う場合)に適しています。
  1. 中央に円形を書き、主題を記入します。
  2. はじめの話題を、書きやすい所(私は右利きなので、右斜め上あたり)に書き、円形で囲みます。書いた円形と主題を線で結びます。
  3. 次の話題を、はじめに書いた所の反対(私の場合は、左斜め下あたり)に書き、円形で囲みます。書いた円形と主題を線で結びます。
  4. 話題に関連した詳細項目は、関連する話題の外側に書き、円形で囲みます。詳細項目と話題を線で結びます。
  5. 以降出てきた話題を、空いている所に書きます。

事例 


弊社の掃除機「クリーンピカ」の特長(主題)について、3点ご紹介します。「クリーンピカ」ご購入の際のご参考にしてください。
 1点目の特徴は、強力な吸引力(話題1)です。弊社従来品と比較し、吸込仕事率を120%向上しました。これにより微細なチリを捕集します。2点目の特徴は、清潔・清音設計(話題2)です。使用している部品すべてが抗菌部材で清潔です。また弊社従来品と比較し、20%音を押さえた設計になっています。3点目の特徴は、省エネ機能(話題3)です。省エネモードで使用すれば消費電力量最大約70%節電できます。
以上、強力な吸引力、清潔・清音設計、省エネ機能の3点が、掃除機「クリーンピカ」の特徴です。是非、ご購入をご検討ください。

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